「僕は一応空手②段なんだ。昔のことだけどね」


クックックッ笑いをした


「お前いったいなんなんだ」


司はおじけずいた


「ふっ」


一歩も二歩も下がっている


「ダメだよ。僕は切れてるんだから。その気になればこんな腕へしおれるね」


望かなりやばいです


「なっ!やめてくれ!」
(こいついっちゃってるよ)
「どうしたの?逃げるの?」


その時・


「もういいよ!もう十分」



望は綾芽の方に目をやった。優しい笑顔を見せた。綾芽はさっきの人とキャラが違うと思った。そしてまた司の方に目をやり


「よかったね。彼女に感謝するべきだよ。この程度で許してもらえるんだから」


再び怖い笑顔で


「ひぃ!」


司はこの場から去った