すると恭司は


「彼女には俺がいる。お前なんか必要ないんだよ」


望は綾芽の方に目をやった。綾芽は泣いている


「彼女泣いているじゃないか君が泣かしたのか?」


望は綾芽にハンカチを渡した


「さっさと帰れよ。実家にでもよ」
「彼女にふさわしいのは僕だけだ。だから君だけは許せない。彼女に触れるな」