でも彼女の嬉しそうな顔を見たら
｢まぁ、いいか｣と思えた

キラッ！キラッ！している彼女に、その場では勘違いしていたとは言えず車に戻ってから話す事にした


｢マナ、何にするか決まった？｣

｢うん、これにする！｣

彼女が手にしていたのは３千円くらいの可愛らしいトナカイのぬいぐるみ

｢このチョッパーかわいいからコレにするぅ〜｣


ああ、これがチョッパーか

確かにかわいい


｢分かった。でももう少し買っていいよ！だいたい1万位を目安に選びな｣


｢やっほぉ〜い｣


彼女のテンションは最高潮


彼女が必死に選んでるとこ見られるの恥ずかしいと言うのでお金を渡して車に戻ったフリをした

数十分たって彼女がレジに並び会計を済ませ店から出たのを見計らいワンピースコーナーに向かった


お揃いのストラップを購入して車に戻る


｢どこ行ってたの？｣

｢ごめん。トイレ行ってた｣

｢そうなんだ｣


車に乗り彼女に勘違いしていたことを話した


｢ごめん。俺店調べたりしたんだけど、勘違いしてて洋服の方の店調べちゃってたんだけど…｣