「ホント?よかった〜。嫌われちゃうのが怖くてなかなか言い出せなかったの」


「ワンピースいっぱい持ってるの?」


「うん!いっぱい持ってる」


「何が好きなの?」


「全部好きだけど、一番好きなのはチョッパーかな☆」


チョッパーと聞いて俺は洋服のブランド名かなと思った


「じゃぁさ、明後日マナの誕生日だし、何にするか迷ってたからプレゼントはワンピースにしてあげるよ!」


「わぁ〜い☆楽しみ〜!」


嬉しくそうな表情を見せる彼女

「でも、どんなのがいいか分からんないから、店連れてくよ!だから自分で好きなの選びな」

「うん!リュウ大好き☆」

全く違う内容を話しているのに、会話が通用してしまう時があるので、みなさんも注意してください!!(笑)

後から彼女に
「何で初めに漫画のワンピースって言わなかったの?」
と聞いた

彼女はまっすぐ俺の目を見て、自信たっぷりに
「私の中ではワンピースといったら漫画のワンピースしか頭にないから、ワンピースで通じるもんだと思ってた!ごめん」
と言っていた

あまりにも自信たっぷりに言われたせいか何も言い返せなかった


2日後

彼女が楽しみにしている誕生日がきた