チャイムを鳴らしたが誰もでない帰ろうとすると後ろに気配が振り向くと優がいた。


「君は、新宮優さん」

「なんだ、私の名前、覚えておいてくれていたのね?」


優しい笑顔で


「僕は君の担任だからね」
「え!本当」


叶多はうなずいた。優は叶多に駆け寄り



「ああ、嘘なんて言わないよ」

「そっそうよね。先生だもんね?」


優は家の鍵を開けている


「どこか出かけていたの?」

「夕飯の材料を買いにね?」


優は叶多の手を握った