「ハルくん泣かないで…。」


真瑠も泣きながら、俺の涙を小さい手で拭ってくれた。


優しくそっと


温い手で。


俺は忘れないよ。


もう一度逢える日まで


真瑠の手の温もりも笑顔も泣き顔も…


真瑠をすぐ見つけられる様に


全てを俺に焼き付けておくから


だから真瑠


どうか


俺の事忘れないで


迎えに来るその日まで


どうかそのまま


変わらないで


大好きな真瑠のままでいて






真瑠に誓った言葉を胸に



俺は旅立った…。