「真瑠今日ハルくんと寝る。」
後ろのソファから真瑠の声がした。
母さんがすぐ真瑠の所に行って真瑠を抱き締めた。
「真瑠ちゃん、今日はびっくりさせてごめんね…。
ママ大丈夫だからね。
明日にはお家に帰って来るからね。」
真瑠の髪をなでながら、母さんは優しく言う。
「うん…。」
真瑠も母さんに抱き付いてる。
良かった…。
明美さんが無事で。
あんな真瑠を見ないで済んで
本当に良かった
な?真瑠…。
俺が母さんと真瑠を見てたら、真瑠が俺の方を見てニコッと笑った。
そう…
それだよ
その顔
真瑠にはその笑顔が
一番似合う。