真瑠は相変らず ずっと無表情で、俺は心配で仕方ない。
「真瑠には俺がついてるよ。大丈夫だよ。」
やっぱり声をかけるしか出来ない俺。
でも俺の一言に真瑠は、また沢山瞳に涙を溜めて喋りだした。
「ママまた、うごかないのかな?
真瑠…ママとずっと一緒に居たいよぉ…!
ハルくんママどうなっちゃうの!?」
真瑠はそれだけ言うと、俺に抱き付いて震えて泣いてる。
小さな肩がガタガタと大きく震えて、真瑠が壊れてしまうと思う位…
だんだん俺も不安になって、涙ぐむ。
「… … うっ…!」
思わず泣き声が漏れそうになる。
でも
俺は必死に涙をこらえた。
俺が今泣いたりしたら、真瑠が余計に不安になる。
真瑠の為に俺は強くなきゃ!
いつでも頼れる様に
強くなきゃダメだ!
じゃなくちゃ、どんな時も真瑠を守れない!
俺が真瑠を守るんだから。
しゃくり上げて泣く真瑠の背中を、落ち着くまでひたすら優しく擦ってあげた。
しばらくして真瑠は泣きながら寝てしまった。
俺の腕の中で…。