泣いている真瑠の手を引いて、家に帰って来た。


教室に真瑠を迎えに行った時、真瑠は既に静に大粒の涙を大きな瞳から、ボロボロこぼして泣いていた。



「真瑠…。
着いたよ?
部屋においで?
大丈夫。きっとママは大丈夫だよ。」



玄関に入って靴も脱がずに、立ち尽くしてる真瑠に声をかける。


それでも真瑠は、ボーっとしたまま。


部屋まで連れて来て、ソファに座らせた。


冷蔵庫に入っている、真瑠の好きなアップルジュースを真瑠お気に入りのコップについで真瑠に飲ませた。



ゴクン…。



一口飲んだ真瑠は、ふぅ~と息を吐き出した。