その後母さんから明美さんは、ちょっと身体が弱いって聞いた。
明美さんが倒れて病院に運ばれたって聞いたら、また真瑠はあの時みたいになってしまうかな?
またあの小さな肩を震わせて1人で必死に泣くのをこらえながら泣くんだろうな。
そんな真瑠見たくないよ…。
イヤだよ。
あんなに辛そうな真瑠を見るのは。
俺が…
俺が真瑠を支えてあげなくちゃ!
俺が力にならなくちゃ!!!
「大丈夫です!!」
俺は篠崎先生の目をしっかり見て力強く答えた。
俺の答えを聞いて篠崎先生は頷いて
「頼んだぞ。
茅流のお母さんには、電話しておくから。」
そう言った。