「青野さんあの人も誘ったんですか?」
「え…?」
意味が分からず、ちょっと言葉を失っていると茅流さんはぷっていきなり笑った。
え…?
何で笑ってるのよ?
「すみません…。
つぃ…。」
って、茅流さん…?
つぃって、私そんなにアホ顔だったのかしら!!?
思わず顔が引きつる私。
そんな私を見ながら、笑い止んだ茅流さんが笑顔で言う。
「どうやら、青野さんが誘ったんじゃ無いんですね…。
彼女10分位前に突然ココに来て、俺に言ったんです。
『青野さんは来ないから、私が代わりに来ました。』って。」
「でも私岸田さんにも誰にも、この事喋ってないわ。」
ってゆうか、誘う訳も無い。
私も最初会社を出る時は、来るつもりじゃ無かったし…。
「岸田さんにすぐ『待ち合わせなので』とお断りしたんですが、怒り出されてしまって。
どうも断り方が悪かった様ですね…。」
そう言って茅流さんは、苦笑い。
でも何で、彼女はこの事を知っていたのかしら?