『可愛い真瑠ちゃん あなたは幸せの子なのよ? もっと自分を信じてみて? 大切にして、本当の真瑠ちゃんを探して来なさい…。』 「本当の私?」 『大丈夫よ…。 ちゃんと見てる…。 見守ってるから…ねっ…!』 ママを包む光が強くなって、目が眩む。 「ママ!! イヤ…置いて行かないで!!」 私の声だけが、虚しく響いて光に書き消されていった。