「ねぇ~聞いたぁ企画部に来た人!
超イケメンらしいよ!!」
「えっそうなの!?
みたぁ~い♪」
隣りのテーブルに座っていた女子社員の会話が聞えて来る。
茅流さんの話だと分かり、無意識に私の耳がダンボになってる。
彼女達の大きめなコソコソ話は続く。
「私もまだみてないのよねぇ…。
いぃなぁ企画部…。
しかもねっ、スゴイんだょ!経歴がっ!
よくは聞いて無いんだけど、小学生の頃から海外生活で、ニューヨークとかパリとか、大学はイギリスの有名なトコで…
最終的にウチのイタリア支社に入ったらしいんだけど…
また仕事が出来るらしくて、あっという間にイタリアでは室長までやってたらしいよ?」
「へぇ~!
イケメンで帰国子女で仕事出来て…
ますますみたい~!
…ってか、何歳なのその人?あっという間って言っても室長までなるには、それなりに時間かかるでしょ?
」
「それがね、まだ25歳だって!
ちょうど良い位の年じゃない?」
「え~咲夏(サヤカ)狙ってるの~!!
あんたもチャレンジャーだねっ!」
「し~!!結奈(ユナ)声おおきいって!!!」