暫く黙って歩いていると、いつの間にか後ろを歩いていた茅流さんが私と並んで歩いてる。
そしてまた話しかけて来た。
「俺、小学生の時に親の都合で日本離れたからこっちも友達とかいなくて…。
良かったら仲良くして下さいね。」
「……。」
相変らずのイケメンスマイル(?)で私が言った事も無い様な事をサックリ言う彼。
黙っている私に彼はまたとんでもない事を言った。
「あ!今日仕事終ってから空いてます?
今朝のお礼したいと思っていたんですが、良かったら食事付き合って貰えませんか?」
━━プチッ
何かが私の中で切れた。
「一体何なんですか!?
大体今日はクリスマスですよ?
いい加減にして下さい!!」
私は思わず、大声でさけんでいた。