答えに迷いながら、ハルくんの顔を見ると
ハルくんは、優しく私を見つめていた。
『大丈夫だよ。
一緒なら、なんだって頑張れる。』
そう言ってくれてる気がしたの。
自信に溢れたハルくんの表情を見たら、
"はい。"
そう答えていた。
抱き締めてくれる腕は、力強いけど優しくて温い。
この人と一緒に居て恥ずかしくない自分にならなきゃ。
そう思った時
"キスしていい?"
って聞かれた。
ハルくんの胸の中でドキッっと跳上がる心臓ごと、私まで飛び跳ねそうだった。
聞くなんて反則だよ。
うんって頷くだけでも、恥ずかしくて顔も見れない。
私が頷くと、ハルくんの顔がゆっくり近付いてくる…
そのスピードの3倍以上の速さで、私の心臓が鼓動をうってる!
止れ!止ったらダメだけど、止って!!
じゃないと心臓が爆発しちゃうよ…。
爆発寸前
唇が軽く触れた。
初めてのハルくんとキス…。
優しい優しいキス。