茅流さんの隣り…


並ぶと茅流さんの肩が丁度私の頭位。


姿勢も良くて、ただ歩いてるだけでも目立つな。


すれ違う人が何人も振り返って茅流さんを見てる。



私なんかが隣り…



そう言われない様に、私もシャンとして歩かなきゃ。


茅流さんと居ると何だか心が安らぐから


一緒に歩いていて恥ずかしくない様にして居たいよ。




ふと視線を落とすと、すぐ近くに茅流さんの手。


おっきな手。


……。


繋ぎたいな。


茅流さんと手繋いで歩きたいな。






……!




私は驚いて顔を上げる。