夢の中の茅流さんに問掛ける自分声で、目が覚めた私。
天井が涙でぼやけて見えた。
やだな、泣いてるよ。
そう思いながらケータイの時間を見ると
「11時!?」
時間を見て思わずガバッと体が勢い良く起き上がる…
「…って日曜日か…。」
そのままベットにもう一度潜り込む。
年末も近い、12月の朝の冷えきった冷たい空気が触れた頬がスースーする。
手を伸ばしてベットの横の棚の上のティシュを、2枚取り出して涙を拭いて鼻をかむ。
はぁ……。
でもハルくんが茅流さんだって、どうやって確かめたらいいんだろう?
本人に聞いて違ってもイヤだし。
お父さんなら知ってるかな?
でも話すのイヤだな…。
て言うより、休みだし家に居ないか…。