「青野さん…俺と付き合ってくれませんか?」



俺は、真瑠にそっと言う。



俺は真瑠と一緒に居たい



一緒に居れば、いつか昔の事も思い出すかもしれないし…。



何より俺は真瑠と一緒に居たい



俺には真瑠が必要なんだ



世界中の誰より



真瑠の事を大切に想っているから



だから、お願いだから



俺の側にいてほしい…



ずっと黙ったままの真瑠。



俺の脳裏に不安が過ぎる。



イヤだった?



それとも他に好きなヤツでも居るのか?



「青野さん…?」



俺が呼び掛けると、真瑠はビクッとして体を強張らせた。