食べ終えた真瑠が、改まって俺にお礼を言った。


真瑠からしたら会社の同僚だから当然何だろうけど


他人行儀な感じが、やっぱり

俺の心を締め付ける


真瑠の過去の記憶から


消し去られた俺


居ない事になってる俺


俺の中には


俺を慕って


ハルくん!


って俺の後を笑顔で着いて来る


真瑠が


真瑠と過した日々が


濃く染み付いて


離れる事はないのに