「あー!!」
自分の声に驚いて目が覚めた。
ズキズキ…
あ…頭痛い…
飛び起きたせいか、2日酔い(ってやつ?)で頭がガンガンする…。
頭を押えてうめいていたら、部屋のドアが勢いよく開いた。
「青野さん大丈夫!?」
………。
私の頭は、ちょっと真っ白。
「えっえっ…とぉ…。
ハイ…。」
ドアから出て来たのは、慌てた様子の茅流さん…。
しかも上下黒いスエットの…。
スエットも似合う
と思って一瞬見入っちゃう。
ボーっとした私をみて、茅流さんは慌てて突然現われた弁解をした。
「叫び声したからびっくりした…。
2日酔いなってないか?」
そう言っていつの間にか私の横に座って、私を覗き込んでる。
「あれ?
顔も赤いし…具合悪いか?」
茅流さんの手が私のオデコに優しく触れた。
理解出来ない状況にドキドキして来て
今体温上昇中だもん…。
突然の出来事に、手を振りほどく事も出来ずに
カチコチな私。