「あっ!
そうそう…コレ!」



伊原君は思い出した様に、そう言って私に一枚の封筒を渡した。



「何?」



私が不思議そうに受けとると、伊原君は嬉しそうにソワソワしてる。



「良かったら貰って?」



中を見ると、さっきの青い鳥の絵のレプリカ…。



私は見たとたんに驚いたのと、嬉し過ぎたので思わず涙ぐんでしまった。



「あっ!
えっと大丈夫…?」



そんな私を見て、伊原君はちょっと慌ててる。



「ごめ…っ…。
嬉しくて、びっくりして…。ありがとう。」



私はハンカチで涙を拭きながら、笑ってお礼をいった。

そうしたら伊原君は



「こちらこそ…。」



少し照れた様な笑顔で、そぅ言った。