プルルルル・・・・
『・・・はい?』

「・・・タ・・・ケータっ・・・」

『どうした?』

「・・・あたし・・・居なくなりたいっ・・・」

『はぁ?なんで?』

「も・・・全部やだ・・・」

『何があった?』

「もう・・・嫌なの・・・」

『お前、今どこだ?』

「病院・・・」

『俺の家これるか?』

「うん・・・」

『すぐこい。気をつけて来いよ』

「・・・分かった・・・」

電話を切ってしばらくの間あたしは一人泣き続けた。

ケータの前で泣かなくて良いように。