『ねるか。』

ヒロがふいに口を開く。

「うん。」

気付けば時刻はすっかり深夜を回っていた。お互いに次の日は仕事。

『おいで。』

ヒロがベッドの上であたしを呼ぶ。

ゆっくりとベッドに近づいていき、座る。

鼓動が早くなる・・・


電気を消して向かい合ったらヒロがあたしを抱きしめてくれた。

抱きしめてくれたことが嬉しくて

また涙がでる。


ヒロの前では、涙が我慢できない・・・

そんなことを思いながらヒロの背中に手を伸ばす。


力強くギュッとされて

更に涙が出る


そのまま、顔を上に向けるとヒロと目があった