カラオケを出て、ヒロが向かったのは綺麗な夜景が一望できる場所。

「ここは、俺のとっておきの場所。なんか落ち込んだりすると1人でここに来て下を見下ろすんだよね。そうするとなんか、ちっちゃい事で悩んでらん無いなって前向きになれる。」

『すっごい綺麗!なんか、あたしも落ち込んだときとか高いところ来て下見下ろすとそうゆう気分になれる!』

ヒロは、あたしを元気付けようとして連れてきてくれてたのかな・・・?


あたしの車に向かう頃には時計は4時を指していた。

"いつでもどこでも寝れる"あたしが、ヒロの乗り心地のいい車で寝ないわけが無い。

1分もしないうちにうとうとして、ヒロに起こされて、またうとうとしてって繰り返してたら、ヒロの車はあたしの車の場所とは違う場所に停まった。

「みゆう、おきろ!」

『ん~・・・ここどこ?』

「俺ん家。お前そんな眠そうなのに帰せないわ!うちで寝てけ!」

『大丈夫だよ~!全然眠くないし帰れる!!』

「うそつけ!1分ももたないで寝たくせに!(笑)」

『むぅ・・・・・・じゃぁお言葉に甘えて・・・ゴメンね』

「はいよ」


そして・・・1人暮らしのヒロの家へ。。。

・・・緊張する!!!