ヒロには今彼女は居ないこと・・・

女友達とご飯食べに行って勘違いされちゃったこと・・・

お仕事のこと・・・

色んなヒロを教えてもらって、あたしもシュージの名前は伏せておいて今の状況をヒロに話した。

頭痛の発作が辛いこと。

辛くて、1人で居るのが怖いこと。

安定剤が無いと寝ることも出来ないこと。

好きじゃない人と一緒に住んでいて、利用しちゃってること・・・

それをけじめつけようと思ってること・・・


「・・・別に急がなくてもいいんじゃない?一人が嫌なら誰かと一緒に居たらいい。別れるのも一つの選択肢だと思うけど、それで自分がダメになるって思うならもう少し一緒に居たらいいんじゃない?」

ヒロの言葉は、当たり障りの無い言葉で、否定はされなかった。

否定も、肯定もされないその言葉で、あたしはシュージとの関係を終わらせる決意をした。

『よし、決めた!!あたしちゃんとけじめ付けて別れる!!』

気付けば、2時間以上もベンチで話をしていた。

時間は12時を過ぎている。

「遅くなったけどカラオケ行くか?時間大丈夫?」

『うん♪大丈夫!カラオケ行こう♪』


深夜の3時過ぎまで、2人でカラオケをした。

ヒロは・・・音痴だった(笑)

それがまたかわいぃと思ったあたしは多分、大分ヒロが好きになってたんだと思う。