ちっちゃいのに目つき悪くて怒ってそうな顔してるヒロは意外と気遣いの子で…

『寒くない?』
『見てるだけじゃ暇でしょ?』

と、他の人達は話しかけてきてくれない中、ちょくちょく話しかけに来てくれた。

シュージは練習に夢中であたしのことは忘れてるみたいだからヒロの気遣いが有り難かった。


「ヒロ君気配りさんだね。」

『いやー別に。だって暇でしょ?』

「まー正直暇(笑)」

『そーいえば年いくつ?』

「23…」

『おータメじゃん!』

「マジ?良かったー!なんか安心した!けっこー年上っぽい人ばっかりだったから。」