「そんなに俺に抱いて欲しいん?」


彼女は驚くように、恐る恐る俺へと視線を戻した。


理乃は“女”の顔やった。



「お前がそれで満足するなら、いくらでも抱いてやるよ。
けど、俺がお前を愛することはないねん。」


理乃の顔が熱を失っていく。


それでも俺は、言葉を止めなかった。



「どの女と同じように抱いて欲しい?
優しいのか痛いの選べや、バックでも騎乗位でも良いし、全部お前の好きなように抱いてやるわ。」


「…やめ、て…」


「望んでんのやろ?
俺を望む女はみんな、愛されてもないのに喜んでるで?」


理乃は恐怖に顔を引き攣らせていく。


自分がどれほどひどいことを言ってるかは、わかってるつもりや。


けどもう、これ以外にないねん。



「そんな短いスカート穿いて、俺に犯されたいんやろ?」


「…嫌、だっ…!」


「大丈夫やよ。
みんなすぐにヨガり始めるから。」


スカートの中に手を侵入させようとした瞬間、バチンと乾いた音がした。


理乃が俺の頬を張ったんや。



「こんなの嫌っ!」