「ふざけてなんかいませんよ。私は、お前の声が好きなんですよ。今日も可愛く鳴いてください」

 孔明師範は、簡単にブラジャーを外してしまった。あたしは、慌てて胸を隠そうとしたが、両腕捉えられて胸があらわになった。

「触らないで!」

「なにを今更。欄のすべてを知り尽くしてるんですよ。これだけ肌を重ね合わせてきてるのに、まだ恥ずかしいんですか?まったく、可愛いですねぇ」

 孔明師範は、あたしの言葉に耳を傾けもせず、楽しんでいた。

「孔明師範、お願い!やめて!」

「欄、うるさいですよ。一緒に楽しみましょう」

「イヤッ」

「言うことをきけないなら、お仕置きですよ」

 そう言うと、孔明師範は、あたしの首筋にキスを始めた。

「(>_<)!!!!」


イヤァッ!!!


「……ダッ……メ……。アッ」

 身体中に寒気が走った。

「可愛い鳴き声が聞けそうですね。もっと敏感にさせてあげましょう」

 孔明師範は、胸に手をかけ、そしてそのまま口を近づけた。

「師、範っ!」

 部屋のドアが、破壊された。

 孔明師範は、すばやくベッドから降りると、拳銃を拾い、ドアに向かって、銃口を向けた。

 人影はなかった。

「フェイ!?」

 孔明師範が、外にいるフェイさんに向かって、声をかけた。

 フェイさんが、来る気配はなかった。

 あたしは、胸を隠して、ベッドから立ち上がった。

「欄」

 孔明師範は、あたしに、拳銃を1丁投げてよこした。

「記憶はどこまで戻ったんですか?」

「・・・たいして戻ってないですよ。中国にいた時の・・・」

「なら、やれますね」

「やれますねって、誰が来るんです?」

「さぁ、日本にもいろいろ敵をつくりましたからねぇ。さしずめジャパニーズマフィアですかね」



サイテー(-.-)



「師範!そこの服投げてください!」

 あたしは、片手で胸を隠し、片手で拳銃をかまえていた。

「お前が取りにいらっしゃい」



(_ _#)



取ってくれたっていいじゃん!(_ _#)


 あたしは、拳銃を構たまま、孔明師範の方へゆっくり移動した。

「出てきたらどおですか?」