怖かったのは私のほう

簡単に捨てるやつだと聞いていたから

髪の毛一本よりも細いつながりでも

それでもいいからと心に言い聞かせていたんだけど



限界になったのも私のほう

捨てられるくらいなら私から

細いはずだったのに溢れる血は止まらなくて

何度も傷を舐めては痛みに顔をしかめるんだ