「あんたさえ、現わなければ私達、うまくいったのに」
真矢
「そう…私さえいなくなれば…いいのよね。」


真矢はその場から逃げ出した



「ちょっと!あの子!」


三高
「ふう、待たせたな」





正樹
「三高、ちょっと話が」
真矢
「…」


三高
「真矢。どこに行くんだ!」
真矢
「もうほっといて!」
三高
[真矢…泣いてる?]
正樹
「おい…」
三高
「え?」


そして


真矢
[私さえいなくなれば、皆苦しまずにすんだのね…。お母さん、お父さん、お兄ちゃん、三高、…薫さんだって、皆、私のせいで苦しんだんだ。]