そして
一時間後
彩の部屋のドアを開けた
彩は眠っているようだった
瞳には涙が
どうやら泣きすぎて眠っていたようだった
拓也はそばにあった椅子にこしかけた





「ずっと悲しんでいたんだよな。どんなに辛かったのか。今の俺には…まだ理解出来ないけど…理解したい」




拓也は彩に顔を近づけた
すると
彩は目を覚ました
目の前には拓也が
かなり驚いた




「なっ何してるの?タクニィ!」

「?」




わけわかんないと思いながら





起き上がり部屋から出ようとした




「待て!行くな」




またそのパターンと彩は思った




「何」




怒った表情で




「俺、由花子と別れたから」




本当だった
彩は はっと思った