「えっ…?」

「今まで…そんな気、なかったくせに…他人と付き合ったことだって…ないくせに…」




なんで
あの人なの…?
あの人は特別なの…?
私よりも大事なの…?





私よりあの人を選んだの…?
もうタクニィは私より
遠くに行っちゃったの?
もう
私の元に戻ってきてくれないの?




「はあー…?何、言ってるんだ。俺だって、人間なんだから。人を好きになったりするよ?結婚だって?」





「そうだけど…。私…。」



泣くことしかできなかった
私はまだまだ
子供 タクニィが
そばにいてくれないと
何もできない




「…!なんで。お前に俺が…結婚する、しないで、いちいちとやかく言われなきゃいけないんだ…?」