キーンコーンカーン………



学校のチャイムの音。


「夢乃、次って何の授業だっけ??」


友人の白石泉那(シライシ センナ)が聞いてきた。



「あれ!?ココどこ??学校??」



私はボケッとしていたらしく、学校に来ているのにさえ気付いていなかった。


朝のインパクトが強すぎたんだ。


「あんた…大丈夫??もう次2時間目だよ??それに朝挨拶したじゃん…。」


泉那は、ため息を漏らした。

私はしばらく考え込んだ。

「…あ〜そうだったそうだった。思い出した。うん、私、ちゃんと学校来てたわ。」


「アンタ本当に頭大丈夫??」


泉那は呆れすぎて、苦笑いを浮かべていた。