ピピビピピ…




目覚まし時計が鳴いている。



ああ、もう朝なんだ。




ゆっくり上半身を起こした私は、手首を掴んで背伸びをした。



それから、カーテンを開けて外を見る。


人通りの無い道に太陽の光が広がっている。


今日も快晴だ。


私は微笑みながら窓を開けた。



柔らかな風がフワッと入ってきた。



私の髪やパジャマを優しく揺らす。



『コンコン』



ドアをノックする音。



「はぁい??」

と返事をすると、


「ご飯出来たわよ。」


とお母さんが、教えてくれた。


「分かった!!すぐ行く!!」