『静かやから、ご機嫌ナナメかなって』
「別に!そんな事ないし。」
いやいや〜このままじゃ、俺だって後味悪いし…
『何もないなら良いけど!俺〜ちゃんと言ってもらわな分からん人やから』
「うん…」
昼時で、賑わう店内で
ここだけ暗い…。
心の中に、めんどくせ〜って思う俺がいる…
『ゴメン。帰るわ!!』
テーブルの上の伝票を手に、席を立ち
会計を済ますと、後ろを振り返らず店を後にした
外に出ると、ポケットの中の携帯が
震えてる事に気付く
━受信*沙耶ちゃん━
《気分悪くさせてたらゴメン。
また時間ある時に会って…》
こうメールが来たから、一言《分かった!》とだけ
返事をした。
俺の気分は、誕生日に向けて
ドキドキしてた…。
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