事情を話して、預かって欲しいと頼むと
「これ位しか出来んから」って笑顔で了解してくれた。
「しかし、お前さ〜だいぶ奮発したなぁ!笑」
『やろ?金足りるかヒヤヒヤしたって(笑)あっ、茜と貴史には内緒やで?』
「分かってるって!!任せろ。てか、一年早いよな〜。去年は何あげよー?とか悩んでたのにな(笑)」
『ほんまソレ!』
あれから一年…。
もう一年?まだ一年?
あっという間だった様な
長かった様な、何とも言えない気分。
ただ、ひとつ言える事は
一年前より、確かに前に進めたと思う。
「空と会う日、バイト先まで持って行ってやるよ!!どうせ暇やし。」
『まじで?助かるわ〜。ありがとう!!』
一応、新婚やのに
俺も最低な男やと思うで?
親友まで巻き込んで
そこまでして会いたいか?って
思われるかもしれへんけど…
そこまでしても会いたいんや。
誰の理解もいらないし
誰の共感もいらない。
知らんぷりしてくれたら
それでいい。
むしろ、誰一人として入り込むな!とまで思う始末。
もう、ここまで来たら重症やな…。
やけど、俺の異常は今…始まった事じゃない。
空を好きになった時から、俺の異常は始まってたんや。
やから、今更どうって事もないやろ?笑
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