何か嫌な予感がする…

根拠はないけど、会ったらいけない様な

そんな気がする。



コンコン…



一応、ノックをしてからリビングのドアを開ける



「おかしな子ね。自分ん家なのにノックするなんて!!てか、こっち来て座りなさい。」


言われた通り、テーブルの椅子に座る俺。







てか…今、俺の目の前には不思議な光景がある…









隣にオカン

オカンの向かい側に、オバサン

そして、俺の前に若い女が座ってる。



『こんにちは。』


一応、客らしいから挨拶をした。


「こちら茜さんで、その隣が茜さんのお母様。」


ご丁寧に教えてくれるオカン。


目の前の女が茜で、隣のオバサンがオカンか〜



『ふぅ〜ん、で?俺に何か用っすか?』


「光!!口の聞き方、気をつけなさい!!」


そう言って、テーブルの下で俺の太ももをつねくって来る、



負けじと、俺も思いっきりオカンの足を踏む。



「まあまあ、男の子は元気な方がいいし。光くん、初めまして」


光くん…?

知らんオバサンが馴れ馴れしく呼ぶな…



「ほら、茜も挨拶なさい。」








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