中々、寝付けずに
意味もなく携帯を開いたり閉じたり…
『もう…寝たかな…？』
さすがに
今日は、一緒に寝るのマズいかな？って…。
やから、今日は別々…。
ﾋﾟﾛﾛﾛﾛ〜〜♪
静まり返った部屋に、これでもかって位に響く携帯の着信音。
━受信*空━
《寂しくて寝れないし部屋行っていい》
勢い良く携帯を閉じ、音を立てない様に
空の部屋に向かう。
ノックもせず、勝手に部屋のドアを開けて
中に入った…
『来ちゃった♪』
「来ると思った！」
部屋の電気を付けて、空の前に座り手を握ると
目の前の俺と同じ顔が…少しずつ曇って来た。
"ほんまは行きたくない"
その言葉が、ふと…頭をよぎり
困らせたくないのに、困らせる事しか出来なくて
遠回しに抵抗する…
『俺は…寂しくねえよ。』
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