ある日,急に家から女の子がいなくなると聞きました。



『どうして?どこにいくの?』



「あたらしいおうちにひっこすんだって。」


『じゃあぼくもいっしょ?』



「ううん,あたらしいおうちには,わたしだけいくんだって。」



『いやだ-!!ぼくもいく-!』



「ひっこししたらあそびにきて。」



『わかった。ぜったいにいくね。』



「やくそくわすれないでね。」


『22さいになったらけっこんだからね-!!!
ばいばい………』




男の子と女の子は離ればなれになってしまいました。





そう,女の子は新しい両親の元へ行ったのです。



この時から男の子は約束だけを胸に毎日を過ごしました。


おしまい。