コンコン。 ノックする手が 微かに震えた。 私、ホント臆病だなぁ。 「本田先生、 今質問しても よろしいですか?」 「おう、真琴ちゃんかぁ。 タイミングいいなー。 ちょうど一仕事 片付いたトコなんだ」 「ありがとうございます」 「……ねえ、 ひょっとして 緊張してる?」 ドキッ。 なんでわかるの……? 「え、いや、 優作先生に質問するの 初めてだから……」