「ま、真琴、
何も泣かなくたって……。
ごめん、ごめん。
ちょっとからかっただけよ。
……本気で好きなのね」

頷いた。



「ならお母さん、
応援するから。
先生っていっても、
まだまだ若いし。
大した年の差じゃないわよ」

「ホントにそう思う?」

「うん」


その言葉に
根拠はないのかもしれない。




ただ、
私を安心させるには
充分だった。