先生に返事するのを
忘れていた。


「黙るなよー。
……真琴ちゃんはまだ
中2だもんなぁ。
いきなりこんな話されても
困っちゃうよな」


子ども扱いされて
悔しい気もしたけど、
顔を覗き込まれた
ドキドキで
かき消されてしまう。




「そうですよー」

これ以上話すと
今度はホントに
バレてしまいそうだから、
軽く流した。





そのあと
二言三言雑談を交わして、
先生は帰っていった。


……何か今日の先生、
違ったなー……。