「おれ、このクラス
ちゃんと来たんだよ!
けど、荒木が
意地悪するから……
なぁ?」

一転、子どもっぽい口調で
先生は男子にフった。


「センセー、
人聞き悪い言い方
しないでくださいよぉ。
ガチで満員だったんすから」

そういうことか。


私が仕事してるときは
まだ落ち着いてたけど、
2時間ほど
すごく混雑した時間が
あったとか……。



「うーん、
あれはもう一人くらい
入れたろー」

「センセー、
ケッコー引っ張るね?
もしかして
俺のこと嫌いっすか?」


「いや、大好き」