莉那はさっそく
陸上部が休憩してる時
早瀬先輩のもとへ
走っていく。

「は、早瀬先輩っ!!」

「ん…?」

「あたしの友達がメアド知りたいってゆーてるんですけど…」

「だれ?」

私も側から2人の
会話を聞いていたけど
早瀬先輩…
なんか嫌っぽいな…

「2年3組の谷岡瑠衣という人ですっ」

「ふーん。じゃあ俺からメールしとくわ」

「…?」

「あど、知ってんの」

「え?あの…いまなんて?」

「谷岡瑠衣のあど持ってんだよ。悪いか?」

私のあど持ってる?!
心臓がドキドキしてる
のが自分でも分かった。

「知っ…てるんですね。分かりましたっ…伝えておきます!」

「…おぅ……」