…ガク!?


そこに居たのは、昼間友達が見せてくれ雑誌に載っていた、ガクのまんまの人。


サングラスかけてて、帽子かぶってるけど、絶対にガクだよ!!あたし、自慢じゃあ無いけど、人を間違えた事は今までに、無いんだから。



「阿東らんさんの本だよね?俺も、この作家さんの書く小説好きなんだ。」



そう言いながら、本を手渡してくれる。



「…ありがとう。あの、……もしかして、ガクさんですか??」


あたしは、恐る恐る聞いてみた。