午後9時半・・・
一人ぼっちの時間に嫌気がさしていた。
あいつは、夜の勤めのためいつもこんな時間に家にはいるはずもなくて・・
当然、夕食の支度なんてほとんどない。
たまにあっても・・コンビニ弁当。
毎日テーブルの上に千円が置いてある。
時々一万とかあるときは、10日ほど家を留守にするという無言の合図。
いつしか、お金の額であいつの帰ってこない日数がわかる様になっていたんだ。
そういえば・・
「10時っていったけ・・」
淳子に逢うのは気に入らないけど、久々に利美には会いたい。
春まだ薄寒い夜・・
私は、お気に入りの黒のジャンバーにタバコをねじ込み待ち合わせの公園へ向かう。
雪がないとは言え、かなり寒い。
待ち合わせの場所は家からすぐで、公園の木々は鬱蒼としていて、葉がまだついていないけど薄気味悪く感じる。
行くとそこには、いつものふてぶてしい態度の淳子が、アスファルトにべったりと座り込んでタバコをぷかりと吸い込んでいた。
一人ぼっちの時間に嫌気がさしていた。
あいつは、夜の勤めのためいつもこんな時間に家にはいるはずもなくて・・
当然、夕食の支度なんてほとんどない。
たまにあっても・・コンビニ弁当。
毎日テーブルの上に千円が置いてある。
時々一万とかあるときは、10日ほど家を留守にするという無言の合図。
いつしか、お金の額であいつの帰ってこない日数がわかる様になっていたんだ。
そういえば・・
「10時っていったけ・・」
淳子に逢うのは気に入らないけど、久々に利美には会いたい。
春まだ薄寒い夜・・
私は、お気に入りの黒のジャンバーにタバコをねじ込み待ち合わせの公園へ向かう。
雪がないとは言え、かなり寒い。
待ち合わせの場所は家からすぐで、公園の木々は鬱蒼としていて、葉がまだついていないけど薄気味悪く感じる。
行くとそこには、いつものふてぶてしい態度の淳子が、アスファルトにべったりと座り込んでタバコをぷかりと吸い込んでいた。