そして交差点が見えてきた



何やら騒がしい雰囲気に好江の胸がざわつく



好江は走るのを止め、ゆっくりと歩いて近づいた



そして近づくにつれ状況を把握していく



さっきからチカチカと眩しいライトは工事ではなく警察だった



何人かの警察が交差点に掛かる歩道橋に上る



好江の脳裏に最悪な状況がイメージされた



しかし好江は、そのイメージに蓋を閉め現場を覗いた



………