『あ…いや…こいつら乱鬼龍なの…?』



絢香が言った



(いや…そこにいる奴らは知らねえけど、黒幕は代理の兵藤だぜ!)



『え…?』



絢香は言葉を失った



恐る恐る風哉の方に視線を向ける



そこには風哉の背後で不気味に笑う兵藤の姿があった



『あ…あ…』



言葉にならない



(もしもし…どうした…?)



『あ…あぶ…』



絢香は必死に叫ぼうとするが上手く声が出ない



そして…



………