風哉が兵藤と数人のメンバーを連れて倉庫に現れた



泣き崩れる雫に声を掛ける



『絢香さんは?』



『うぅ…中に…一人で…』



風哉はドアに手を掛けた



ガチャ…ガチャ…



『クソ…鍵か…』



風哉は数回取っ手を回した後、その場を離れた



何も出来ない紅のメンバー達は風哉の行動を黙って見つめるしかなかった



そして、その数秒後…



『どけー!!』



風哉の叫び声と単車の爆音が聞こえた



ドガシャーン!!



風哉が単車ごと鍵の掛けられたドアに突っ込んだのだ



………