覆面をした男達だった



その風貌は人目見て年配者と解る程だらしないものだった



覆面からチラつく白髪…タヌキのようにポッコリ出た腹…オッサン独特の加齢臭…



玲子の表情がみるみる絶望へと変わっていった



『いや…やだ…』



玲子はズルズルと後ずさりした



しかし限られたスペースに


すぐに行き詰まる



オヤジ達はニヤニヤと玲子に近づいた



『高いお金払いましたからね〜楽しませてもらいますよ』




『…いや…お願い…やめて…』





………